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【恐怖】オカルト体験談【危険】


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これは母から聞いた話なんですが

結婚前勤めていた会計事務所で、母は窓に面した机で仕事していました。

目の前を毎朝御近所のおじいさんが通り、お互い挨拶をかわしていました。

ある日は果物や家でとれた野菜など差し入れてくれる日もあったとか。

母はそのおじいさんと仲良しだったみたいです。

おじいさんが来るとき、さくさくと雪を踏む音が聞こえてくるので

いつも窓を開けて挨拶していたそうです。

でもある日おじいさんは顔を出しませんでした。

家族の人に聞くと、「山に行ったっきり帰ってこない」と。

捜索願いも出され、母も事務所の人たちもとても心配していたそうです。



二日後の朝、いつものようにさくさくと音がするので

おじいさんが戻って来たんだと思い母は窓を開けて顔を出しました。

事務所の人たちも窓のところに寄ってきました。




でも誰もいない。足音は目の前で止まりました。

空耳かなと思って窓を閉めようとした時、また足音がして

それはだんだん遠ざかって行ったそうです。

そのあと、電話がなりました。

おじいさんの家族から「ついさっき、谷底で死んでいるのが見つかった」と。

最後に会いに来てくれたんだねってみんなで話したのよ、と言っていました。

なんだか聞いててちょっと切なくなりました。





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うちの両親が体験した話。



もう20年も前の夏のことです。私達兄弟が夏休みを利用して

祖父母の家に泊まりに行っていた夜、当時とても

かわいがっていた猫がいつまでたっても帰ってこない。

そのうち帰ってくるだろうと床についたのですが、深夜になって

気配を感じた母が目を覚ましてみると

猫がひょっこり戻ってきて枕もとにちょこんと座っていた

そうです。

「一緒に寝るかい?」と言うと「ニャ〜」と一声。そして

またどこかに行ってしまったそうです。

その夜から完全に姿を消してしまったのですが、

夏も終わる頃、物置のわきに積まれた木の切れ端の山の

ぽっかりあいた所に死んで見つかりました。



最後にお別れにきたんだなあ・・・と今でも

その猫のことは語り草になってます。





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学生の頃

俺が2000円貸してたツレが久しぶりに家に来た。

そいつは一晩泊まっていって、帰り際に「あの金、近々返すから・・」

といって出ていき、その3日後バイクの事故で死んだ。



しばらくして、久しぶりにソイツの家の近くに行ったとき、

生前よく一緒に行ったパチンコ屋へ入った。

ところが、俺の座った台は壊れていて、チャッカーに入ってもないのに

ジャンジャン玉が出た。

てきとーなところで、隣のひとに「この台壊れてるからやってみなよ」

と言って俺は景品交換へ行き、帰り際にもう一度さっきの台を見たが、

「ぜんぜんシブイよ、これ。壊れてないよ!」と言われた。



「あっ、金返してくれたんだ・・・」俺はひとり泣いた。







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当時、学生だった私は合コンの後抜け出して、男女4人で茅ヶ○の海に行き

ました。深夜ということもあり人影もなく波の音だけが聞こえていました。



私達はビール片手に花火をしたり、トンネルを掘って遊び、アパートに戻った

のは午前3時ぐらいでした。



ところが、アパートの駐車場で一緒に行ったAが「ないっ!ないんだよ!!」と焦

った声を出したのです。

「何がないんだよ!」と聞くと、

「指輪がないんだよ!」というのです。

たしかにAはシルバーの指輪をいつも着けていたのですが、それがないのです。

Aは「海だ。海で落としたんだ!今から探しに行く!」というのです。

私は「今から行っても無理だ。明日、明るくなってからの方がいい。」と簡単に

言ってしまったのです。

そしたらAは「あれは大事な物なんだ。親友の形見なんだ。」と話し始めました。

私はスッカリ酔いも覚めてしまって、Aの話を聞きました。

「俺が中学生の時、いつもつるんでいた4人がいて、高校も一緒の所に決まったんだ。

高校の入学式の時、一緒に行こうと待ち合わせしていたら一人だけ何時まで経っても

来なかったんだ。俺達は寝坊でもしたんだと思い、3人で入学式に向かったんだ。

結局そのつれは入学式に現れなかった。心配して、そいつの家に行ったらお母さん

が泣きながら出てきた・・・。」



「・・・。」



「そいつは俺達の待ち合わせに向かう途中事故にあって死んだんだ。その葬式の時、

そいつのお母さんが、そいつがいつも身に着けていた物を俺達3人にくれたんだ。

俺はその時あの指輪を形見としてもらったんだ。」

「だからどうしても探さないといけないんだ。」

しかし、私はもうこの時間に海に行っても絶対に見つけられないと思い、Aを何とか

言い聞かせ明日あさいちで海に行くことになりました。



一夜明け、2人で昨日の海に行きました。トンネルを掘った時にでも落としたのでは

ないかと思い、砂浜まで車を乗り入れました。私は車を降りて水辺に向かおうとすると、

Aが車の横で突っ立っていました。「何してるんだ。」と言うと、「あったぁ。」と言うのです。

私は何を言ってるのだか良く分からず駆け寄ってみると、Aの足の横にその指輪が砂の上に

あったのです。本当にそれは誰かが置いたかのようにそおっと砂の上にありました。



昨日車をとめた所とは全然違う場所だし、大体の場所は記憶していたものの広い砂浜で

車を降りて足を踏み出したその足の横に指輪がある確立は・・・。

私は考えるのを止めました。そしてAのホッとした顔を見てなんだか泣けてきました。



長文になってしまってすいません。

ただこのスレ読んで誰かに話したくなってしまいました。









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…大した事無いと思ったんだが、少しいいかな。



12年前、近所の社の祭りで、ヒヨコ釣ったんだわ。

体が歪んでて、ちっと畸形(すまんな)が入ってた。

それでも懸命に俺の後ついてくる姿がいじらしくて、

さんざっぱら可愛がって甘やかして育てた。

俺が学校から帰ってくるとすぐに膝の上乗ってきてさ、

うとうとしだすんだよな。

でもな。寿命ってあるんだよな。どんなヤツにもさ。

冷たくなってくアイツ抱えて、すっげぇ泣いたよ。

でも、月日が流れると忘れるんだよな。忙しさなんかに負けて。

その頃仕事で散々悩んでて、精神的に切羽詰ってた。限界が来ていたんだと思う。

ある日、熱出して寝込んでいたら、胸の上に軽い重みがかかってさ。

それと同時にぺったりと何かが喉にへばりつくんだよ。

瞬間思い出せた。アイツの重みと鶏冠の感触。甘えるようにいつも

そうやって俺の上に乗ってきていたヤツの重みだ。変わってるだろ?

涙が止まらなかった。そんなに心配かけてたのかと思うと。

俺は思い切って転職した。今、別の会社で頑張ってる。



多分に幻覚だと思う。けっこう熱が高かったから。

それでも俺はもう忘れない。変り種の相棒の事だけは。







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実家の父は幼い頃に父親を亡くし、年が16も離れた一番上のお兄さんが

父親代わりでした。そのお兄さん(私にとっては叔父さん)は自分の子供も

孫もみんな男だったので、私が生まれた時はそれはそれは可愛がってくれました。

私が20歳になった時も着物姿を写真に撮ってくれたり、元気がないと心配して

くれたり、本当に二人父親がいるような感じで育ったんです。

4年前の妹の結婚式ではよっぽどうれしかったのか、最後に余興で挨拶をしたのも叔父でした。

そしてその式からたった2週間後、叔父さんはレジャー先で倒れあっけなく亡くなってしまいました。

その日私は二ヶ月後に控えた結婚式のためにウエディングドレスを選びに行っていたんです。

叔父さんもどんなにか幸せな私の姿が見たかったでしょう。その知らせを聞いて慌てて駆けつけた

私と同じ時刻に叔父さんは亡骸で家に帰ってきました。

もう悲しくて悲しくて声をあげて涙が枯れるほど泣きました。

お通夜が終わり、家に帰ってきてソファーでうたた寝をしていた時です。

誰かが私の前に立った気配を感じました(私は霊感があります)。

そして「○○ちゃん(私です)、本当は死にたくなかったんだよ。

本当は死にたくなかったんだよ。でも仕方ないよね」という声が聞こえました。

叔父です。

最期のお別れに来てくれたのでしょう。悲しかったけど、叔父は私の所へ来てくれた

そう分かっただけでちょっと悲しみが癒された思いがしました。

それから半年後・・

叔父さんの妻(叔母さん)と一緒に叔父さんが可愛がっていた犬も連れてお墓参り

に出かけました。

叔父さんはきっと犬に会いたいだろうと思って連れていったんです。

お参りも終わり「じゃあそろそろ帰るね」と言ってお墓をちょっと離れた所で

振り返った時、墓石に人の顔が浮き出ていました。叔母さんも確認しています。

「ああ、きっと叔父さんがありがとうって言ってるんだね」と二人で話しました。

叔父さんが亡くなってもうすぐ4年経ちます。

暖かくなったらお墓参りに行こうかな。



長い文章で失礼致しました。

素敵なスレッドを作ってくれた1さんに感謝します。

では。





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みなさん亡くなられた祖父母とのいいお話があるんですねぇ



私も祖母とのとっておきの話があり、いい思い出として人には話さないようにしていたのですが

このスレが良い感じなので書かせていただきますね。



当時小学生だった私はひとつ下の妹と両親、そして祖母の5人で住んでいました。

祖母はとてもハイカラな人で、洋服をデザインするアトリエに勤めながら、おしゃれをしては銀座を闊歩

するのが趣味でした。食べるものも、ドーナッツやファーストフードが大好きで、祖母と一緒に出かけると

いつもハンバーガーをごちそうしてくれました。



祖母は家族の誰よりも元気そうに見えたのに病に倒れ緊急入院、そして数ヶ月の闘病の後、亡くなりました。

あっという間の出来事のような気がします。





祖母が亡くなってから数日後に、私は夢をみました。

真っ白いところに真っ白い服を着た祖母がニコニコしながら立っていました。そして、私と妹にこう言うのです。

「私はあっという間に死んでしまったから、おまえたちに何も残してあげられなかったのが何よりも残念なの。

さぁ、欲しいものをいってごらん。」と・・・。



となりにいた妹は即座に「ぬいぐるみのクマさんが欲しい!」と言うのですが、祖母は「そんなんじゃ大人に

なってから役にはたたないじゃないか。もっと一生大切にしてもらえるものを残したいんだよ。」と答えました。



で、ちょっと記憶が曖昧になるのですが、最終的にデパートかどこかの宝石売り場に行って、あれこれと選ぶ

ところで夢が終わりました。



次の朝、朝食の時間に母に「今日、こんな夢をみちゃった」と話を始めると、母の動きがとまり神妙な顔つきに

なったのです。そして一言「やっぱりあれは・・・」というのです。

気になったので話を聞くと、祖母が亡くなってからまわりの遺品を整理しているときにタンスの中から小さな箱が

二つでてきたそうです。

開けてみると、まったくおなじ真珠のネックレスがはいっており、しかも値段はついていないものの使った形跡が

みられないとのこと(つまり、ブランドのタグとかはつきっぱなしだったようです)。

またデザインが老人用というよりは、若い人向けのデザイン(シンプルなプラチナのチェーンに一粒の真珠がついて

いるものです)だったので、もしかしたら私たちにあげるつもりで祖母が用意していたものかもしれない、、、と

母は話してくれました。



偶然だったのかもしれませんが、私には祖母からのメッセージのように思えて、今でもこのネックレスを使うときは

祖母のことを思い出します。





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はじめまして。

今日、たまたまこのスレに目が止まったので、私も参加させて下さい。

怖い話というより、ちょっと不思議な話かもしれません。



私が以前付きあっていた彼は、3年前、急性白血病でこの世を去りました。

病気の進行が早かった為、治療は無菌室で行い、外部との接触も遮断され、

会えない日が続きました。薬の副作用が日に日に彼の体力を

消耗させていくようでした。



ある日の夢です。

広くて明るい真っ白な病室のベッドに彼が横たわっています。

そこはもう無菌室ではなく、静かで誰もいない病室です。

私はベッド脇に座って、眠っている彼の手をとり、自分の膝の上に載せた

洗面器の水で彼の手をさらさらと洗っています。彼は白いパジャマを着て、

手を洗われていても終始、目を開けることはありませんでした。

夢の中ではとても穏やかな気持ちでいられたのに、はっと目を覚ますと

私は泣いていました。

暫くして彼の訃報が届きました。



この話はもう少し続きます。





彼の死後、私はしばらく気持ちが滅入って、鬱々と過ごす日が続きました。

気力もなく、暇さえあれば彼との思い出をたぐってばかりでした。

ある日、『俺、いつか犬を飼いたいんだよ』と言っていた彼の言葉を

思い出しました(でも彼はマンションに住んでいたので、その夢が

叶いませんでした)。



私は動物好きでしたし、犬を家族の一員に迎えることで彼の夢を

共有したかったのかもしれません。

親に相談しても、別に反対されませんでした。

(うちの親は、彼を亡くした悲しみから一刻でも早く、私が立ち直ることを

犬に託していたようです)



動物管理センタや、いくつかのツテをたどり、♂の子犬と出会いました。

沢山の子犬の中から第一印象で、『この子!』と決めましたが、

あとで聞いたところによると、その子犬の誕生日というのは、

奇しくも彼が亡くなった日と一致していました。



今では天国の彼が私を元気づけるために、子犬と巡り合わせてくれたのかなあと

思いながら毎年愛犬の誕生日を祝っています。

#長い割に怖くなくてごめんなさい。







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いい話かどうかはわかりませんけれども。

ある男性とのおつき合いが始まった頃、

彼がアメリカに2週間程出張するというので、

当時、仕事もなかった私は、彼の三匹の猫の世話で、

彼の家で2週間留守番することにしました。

でも、彼の家では、前の奥さんが亡くなっていて、

(もっとも亡くなって7年ほどになりますが)

亡くなっているとはいえ、私が先妻の立場だったら、

嫌なんじゃないかと思っていました。

そして、アメリカに行く彼を見送った帰り、彼の家に戻ってほっと一息ついたとき、ふと

飾ってある、亡くなった奥さんの遺影に「私がここにいてもいいのかしらん?」

と尋ねました。

次の日、買い物に行こうと、玄関に置いてある鍵をみると、

家の鍵だけがなくなっています。

車の鍵と一緒にコイル状の金具できっちり付いていたはずなのに、

見つかりません。

家中探しましたが、その日は結局見つかりませんでした。

その時ふと思ったのです。 鍵がないということは、

外には出られないということになります。

ということは、私はこの家に居なくてはいけないという意味に取れます。

そして、再び遺影に尋ねました。「私はこの家に居ていいのですね」と。

その後、暇に任せて家中の大掃除をしていたとき、

ゴミみたいな物の中に紛れ込んでいた彼女の日記が見つかりました。

盗み見みたいですが、その時は自分の疑問の答えのような気がして、

読んでみますと、彼女は結婚後すぐから、

死ぬまで他の男性を熱烈に愛していたようで、

後半の日記には、彼女の夫であるはずの彼の名前すら、

誤字で記されていたのでした。

なんだか、彼女に「私の分まで愛してあげてね」と

引導を渡されたような気がしました。

その後、彼と結婚しましたが、私が家に来てから丁度一年後、

いつも着ているコートのポケットから、

チャリンと消えたはずの鍵が玄関に落ちました。







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小学生の頃、親戚の家に遊びに行ったら痩せてガリガリの子猫が庭にいた。

両親にせがんで家に連れて帰った。思い切り可愛がった。

猫は太って元気になり、小学生の私を途中まで迎えに来てくれるようになった。

いつも一緒に帰っていたけれど、六年生の林間学校に泊りがけで行っているときに

車に轢かれて死んでしまった。もう、猫は飼わないと思った。



年月が過ぎ、私は就職してバス通勤をするようになった。

仕事がうまくいかず、やめようかどうしようか迷っていた。バスを降りると

いつも我慢していた仕事の悩みが噴出して泣きながら暗い夜道を歩いていた。



そんなある日、バスをおりて歩いていると、少し先に白い猫がいた。

その猫は振り返りながら距離をとりながら私の前を歩く。坂を上がり、いくつもの

曲がり道を曲がって行く。私の家に向かって。家の前に出る最後の曲がり角を曲がると

その猫の姿はなかった。数日そうやって猫に先導されるように家に帰る毎日が過ぎた。



ある日、いつものように待っていてくれる猫を見て気が付いた。

しっぽをぱたん、ぱたんとゆっくり上げて下ろす仕草。

小学生の時に飼っていた猫と同じ。思わず猫の名を呼んだ。

振り返った猫は一声鳴いて、また家に向かって歩いた。



涙が出てしかたがなかった。心配して出てきてくれたんだね、ありがとう、ごめんね。

大丈夫だから、もう、安心しているべき所に帰ってね……。

後ろ姿に向かってつぶやいた。最後の曲がり角を曲がる前に猫は振り返った。

近づいて撫でたかったけど、近寄ったら消えてしまいそうで、もう一度つぶやいた。

ありがとうね、大丈夫だからね。 そして、猫は曲がり角をまがった。



なぜかふと、後ろが気になって振り返ると白い小さな塊がふっと消えて行く所だった。

そこは林間学校に行って帰らない私を待ち続けて猫が車に轢かれた場所だった。









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一週間前の話。

娘を連れて、宮城と山形の県境へドライブに行った。

なんてことない山道を進んでいって、途中のドライブインで飯食って。

で、娘を脅かそうと思って舗装されてない脇道に入り込んだ。



娘の制止が逆に面白くって、どんどん進んでいったんだ。

そしたら、急にエンジンが停まってしまった。



山奥だからケータイもつながらないし、車の知識もないから娘と途方に暮れてしまった。飯食ったドライブインも歩いたら何時間かかるか。

で、しょうがないからその日は車中泊して、次の日の朝から歩いてドライブイン行くことにしたんだ。



車内で寒さをしのいでるうち、夜になった。

夜の山って何も音がしないのな。たまに風が吹いて木がザワザワ言うぐらいで。



で、どんどん時間が過ぎてって、娘は助手席で寝てしまった。

俺も寝るか、と思って目を閉じてたら、何か聞こえてきた。



今思い出しても気味悪い、声だか音だかわからん感じで



「テン(ケン?)・・・ソウ・・・メツ・・・」って何度も繰り返してるんだ。



最初は聞き間違いだと思い込もうとして目を閉じたままにしてたんだけど、

音がどんどん近づいてきてる気がして、たまらなくなって目を開けたんだ。





そしたら、白いのっぺりした何かが、めちゃくちゃな動きをしながら車に近づいてくるのが見えた。

形は「ウルトラマン」のジャミラみたいな、頭がないシルエットで足は一本に見えた。

そいつが、例えるなら「ケンケンしながら両手をめちゃくちゃに振り回して身体全体をぶれさせながら」向かってくる。



めちゃくちゃ怖くて、叫びそうになったけど、なぜかそのときは「隣で寝てる娘がおきないように」って変なとこに気が回って、叫ぶことも逃げることもできないでいた。



そいつはどんどん車に近づいてきたんだけど、どうも車の脇を通り過ぎていくようだった。

通り過ぎる間も、「テン・・・ソウ・・・メツ・・・」って音がずっと聞こえてた。



音が遠ざかっていって、後ろを振り返ってもそいつの姿が見えなかったから、ほっとして娘の方を向き直ったら、そいつが助手席の窓の外にいた。

近くでみたら、頭がないと思ってたのに胸のあたりに顔がついてる。思い出したくもない恐ろしい顔でニタニタ笑ってる。



俺は怖いを通り越して、娘に近づかれたって怒りが沸いてきて、「この野郎!!」って叫んだんだ。

叫んだとたん、そいつは消えて、娘が跳ね起きた。



俺の怒鳴り声にびっくりして起きたのかと思って娘にあやまろうと思ったら、娘が

「はいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれた」

ってぶつぶつ言ってる。



やばいと思って、何とかこの場を離れようとエンジンをダメ元でかけてみた。

そしたらかかった。

急いで来た道を戻っていった。娘はとなりでまだつぶやいている。





早く人がいるとこに行きたくて、車を飛ばした。ようやく街の明かりが見えてきて、

ちょっと安心したが、娘のつぶやきが「はいれたはいれた」から「テン・・ソウ・・メツ・・」にいつの間にか変わってて、顔も娘の顔じゃないみたいになってた。



家に帰るにも娘がこんな状態じゃ、って思って、目についた寺に駆け込んだ。

夜中だったが、寺の隣の住職が住んでるとこ?には明かりがついてて、娘を引きずりながらチャイムを押した。



住職らしき人が出てきて娘を見るなり、俺に向かって「何をやった!」って言ってきた。

山に入って、変な奴を見たことを言うと、残念そうな顔をして、気休めにしかならないだろうが、

と言いながらお経をあげて娘の肩と背中をバンバン叩き出した。



住職が泊まってけというので、娘が心配だったこともあって、泊めてもらうことにした。

娘は「ヤマノケ」(住職はそう呼んでた)に憑かれたらしく、49日経ってもこの状態が続くなら一生このまま、正気に戻ることはないらしい。

住職はそうならないように、娘を預かって、何とかヤマノケを追い出す努力はしてみると言ってくれた。

妻にも俺と住職から電話して、なんとか信じてもらった。

住職が言うには、あのまま家に帰っていたら、妻にもヤマノケが憑いてしまっただろうと。

ヤマノケは女に憑くらしく、完全にヤマノケを抜くまでは、妻も娘に会えないらしい。



一週間たったが、娘はまだ住職のとこにいる。毎日様子を見に行ってるが、もう娘じゃないみたいだ。

ニタニタ笑って、なんともいえない目つきで俺を見てくる。

早くもとの娘に戻って欲しい。







なんで道を外れたのか、今は後悔ばかりしている。その当時の精神状態がすでにヤマノケに操られてたのかもしれない。なんて都合のいい考えか。

 

とにかく、遊び半分で山には入るな。彼女、奥さん、娘とかいるなら尚更。

本当にそれだけは言っておきたい。



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2015年8月16日 | 体験談カテゴリ:恐怖体験談

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